鬼速PDCA 書評  目標に向かって努力する人が持つべき道しるべ

  

鬼速PDCA

鬼速PDCA

 

 

 今日は「鬼速PDCA」という本を読みました。

 

 

 著者は富田和成さん。

株式会社ZUUの創業者であり、代表取締役社長兼CEOを務めてらっしゃいます。

株式会社ZUUは東京とシンガポールにオフィスをもつ金融会社さんですね。

 

 

 この本は非常に良書です。

会社でも個人でも、なにか大きな目標に向かって迷いなく努力したい人には、

大きな助けになるのではないかなと思います。

 

 

この本ではタイトル通り、PDCAを鬼速でやっていこうという話をされています。

 

 

PDCAというのは、

 

目標を決めて

達成しなければならない事をハッキリさせて

目標達成のために、こまめに振り返り

ブレない努力をし続けていくための方法

 

のことです。

 

私もPDCAのことはなんとなく知っていたのですが、

やったところで意味があるのかな?とあまり使ってはいませんでした。

 

 

 だけど、それって、単純によくわかっていなかっただけなんですよね。

 

 

この本ではそれぞれの段階でやることが、

具体的に、わかりやすく書かれています。

 

 

 他にも、富田さんが証券マン時代に実際に行ったことや、

気を付けていたこと、部下を成長させるための方法などが書かれていて

PDCAの方法だけに限らず幅広いノウハウを学ぶことが出来ました。

 

PDCAは個人でも使えるのですが、
この本はより企業で働く人向けに書かれています。
事例の多くも企業で働いているときに起こる問題点について書かれているので、企業勤めの人の方が読みやすいかもしれません。

 

 自分が一番心打たれた台詞は

「壁に直面していないなら、現在地で足踏みをしているだけ」

「前に進めば必ず壁にぶつかる」

です。 

 

 

今悩んでいるのは成長している証なんです。

  

 

成長していることって実感しにくいですよね。

どれだけ頑張ってても、結果が目に見えなくて

モチベーションが上がらない。

凹みそうになりますよね。

 

 

でも、富田さんはこの本の中で

「結果はコントロールできなくても、

行動はコントロールできる」と話しています。

 

 

 例えば、いまは英語を勉強しようと思っているとして

今すぐにペラペラしゃべれるようにはならないとしても、

本を1冊読んで勉強したという事実は残りますよね。

 

 

 

結果は後からついてきます。 

方法が間違っていたら、修正すればいいんです。

 

 

私はいま、大きな目標に向かっているので、

この言葉がめちゃくちゃ心の支えになります。

 

PDCAを使うことで

目標に向かってやることを明確にしているから

無駄に悩む時間なく成果を出し続けられる。

やったこと、前進していることを目で見て確認できる。

そうしてあがったモチベーションでさらにがんばれる。

 

PDCA、素晴らしいです。

 

最初は少し取っつきづらく感じるかもしれませんが、

じっくり紙に書き出してみると考えが整理されて、いい感じですよ。

 

 

私は目標に向かって頑張るために、この本を買った甲斐があったなと思います。

PDCAを使って、ひとつひとつ、目の前のやるべきことだけをやっていきましょう。