無意味に悩む時間を減らそう。 ゼロ秒思考[行動編]を読んでみた

 

赤羽雄二さん著 ゼロ秒思考[行動編]を読みました。

ゼロ秒思考[行動編]―――即断即決、即実行のトレーニング

ゼロ秒思考[行動編]―――即断即決、即実行のトレーニング

 

 

本書では即断即決即行動の大切さと、

それによって得られる利益を序文で説明し

後半ではより実践的な内容を実例を挙げて解説されていました。

 

即断即決即行動が出来ない理由を最初に大きく二つ挙げられていて

なるほど、と確かに頷くことのできる理由でした。

 

この本は優柔不断で選択に時間がかかってしまう人

少しでも多くの時間を確保して行動していきたい人

多くの人に迅速な指示を出すことを求められている人

 

などは読んで損はしないのかなと思いました。

 

「どうしようかなぁ」といつまでもグダグダとしてしまうこと。

「やることあるんだけどなぁ」ともやもやとして考えがまとまらないこと

  

皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか。

 

私は赤羽雄二さんの本は初めて読んだのですが

本書では「ゼロ秒思考」でも解説したという

A4メモ書きという方法に触れられていました。

 

簡単に言うと

「横書きのA4用紙に吐き出すようにして一分以内に思考を綴ってみる」

というものです。

 

脳は一度に処理できる容量に限りがあるのですが、

悩みを抱えたままだと、ずっとそのことについて考え続けてしまうのです。

 

おそらく、悩みの原因がぼんやりとしていて

悩みの解決にあたろうにも、原因が不明瞭なため解決策の提示も難しい状態なんじゃなかろうかと。

 

 

そこで、外部に悩みの原因などをメモしておくことにより

脳内メモリにその分空きができるわけですね。

 

 

これでどうなるかというと、改めて思考を文章で明示化することによって

どうしようかとモヤモヤしている脳内をスッキリと整理し

自分の取るべき行動がわかりやすくなります。

原因を切り分けて考えるわけです。

 

情報を吐き出す媒体は紙に限らず、スマホでもタブレットでも何でも良いのだと思います。

 

 

本書では問題を解決するための選択肢を複数提示して見比べる「オプション」

複数の問題を二つの視点を組み合わせて評価選択するための「フレームワーク

について解説されていました

 

こちらもやはり紙などの媒体に出力して思考を整理してみよう、というものです。

これらを日常的に息をするように行えれば、無意味に悩む時間は大幅に減るでしょうと説いていました。

 

悩む時間をなくし、解決に当たる時間を大きく増やせることは

それだけでとても有意義なものなのだと思います。

 

 

そんなところで。ここまで読んでくれた方はありがとうございました。