嫌われる勇気 書評 人間関係に悩みを抱える全ての人へ

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

今更ですが、「嫌われる勇気」を読みました。

 

 

この本は、人間関係に悩みを抱える全ての人に読んでもらいたい良書です。

 

 

この本では、心理学者のアドラーという人の教えを、

人間関係に悩む青年と哲学者の二人の対話形式で解説しています。

 

 

哲学書とみると少し身構えてしまいますが、

単純に読み物として面白く、最初のページから惹きこまれてしまいます。

 

 

帯には「最後にはなぜか泣いてしまいました。」と書いてあって、

そんな馬鹿なと思いましたが、実際私も読んでいる途中で涙ぐんでしまい、

しばらく読書が出来なくなりました。

 

 

アドラーの語る話というのはつまり、すべての悩みは対人関係からなるという極論です。

中にはそれは違うだろうと反発してしまうような意見もありましたが、

極論だからこそ面白いし、納得してしまいます。

まさに、この本の中で反論する青年のように。

 

 

アドラーはこの本の中で

 

世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか。
問題は何があったかではなく、どう解釈したか。
これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない。
過去がすべてを決定し、過去が変えられないのであれば、今日を生きるわれわれは人生に対して何ら有効な手立てを打てなくなってしまう。

 

と述べています。

 

 

これらの言葉から始まるアドラーの考え方は、

変わりたいと願うあなたが最初の一歩を踏み出すための、

大きな後押しとなることでしょう。

 

 

漫画「からくりサーカス」の登場人物、才賀 勝も言っています。

 

「今に生きてる人をがんじがらめにして、 幸せをもとめる気まで奪っちゃうのは 過去の糸だ!」

「現在を生きるためには 過去の糸にあやつられちゃダメなんだ!」

 

 

 

 

 

からくりサーカスとても面白いですよ。最近アニメ化もされましたしね。

名言揃いなのでどこかで見たことあるという方もいらっしゃるかと思います。

オススメなので、時間がなければNABERまとめだけでも見てみてはいかがでしょう。